短歌

短歌

自分などあとでいいやと笑う癖

触れて気づくの私のぬくみ
短歌

同じ日々すり減るこころ静かにて

逃げたい夜にそっと身をゆるめ
短歌

助けてと言葉は喉に沈むまま

こぼす先なき夜を抱きいる
短歌

もう無理と

こぼした夜の深さほどそっとほどけるからだを許す
短歌

新生活

誰かのリズムなぞる日々遅れて灯る私のぬくみ
短歌

くり返す日々に

ほどけるこころ肌無理に飾らずそっと撫でてる
短歌

夜ごとに一日ほどき

肌に置く息を重ねて自分をねぎらう
短歌

夜ふけて

一日なぞる指の先やがてぬくもり胸にほどける
短歌

値札追い指で数える暮らしの脈

ほどいた指先夜にやわらぐ
短歌

理由なく沈むこころを

抱きしめて文字にこぼせば夜にほどける