短歌

短歌

夏の風家事を忘れて目を閉じる

誰にも見せぬ秘密の吐息
短歌

欲しいのは時でも金でもないのです

深く息するこころの余白
短歌

誰かのため

重ねる日々のその先に私のぬくみも息づいている
短歌

今日という一日終えて灯を消す

よくやったねと私が私に
短歌

立ち止まりほどいた髪に夜が触れ

また明日のため静かに満ちる
短歌

変わらない日々を重ねる指先に

誰にも見えぬぬくもり宿る
短歌

何もない

そんな一日に触れるたび静かな熱が胸に灯ってる
短歌

同じ朝同じ手順で暮らしても

重ねた肌に今日が残ってる
短歌

今日終えて完璧でなく灯を消せば

ほどける夜に私を撫でる
短歌

自分などあとでいいやと笑う癖

触れて気づくの私のぬくみ